”お金は手堅く貯めておきたい・・・”
誰もがこのようにお考えになると思いますが、
ではあなたにとって手堅いお金の貯め方とは
一体何なのでしょうか?
そしてその手堅い貯蓄先は
一体どれほどの恩恵をもたらしてくれるのかを、
あなたはご存知でしょうか?
おはようございます。
松本淳一です。
貯蓄と言えば真っ先に思い浮かぶのは、
「銀行」ですよね。
実際日本人の金融資産の52.5%は
「現金・預金」で占められており、
これはつまり銀行にお金を預けておくことが
最も当たり前になっているということです。
アメリカの現金・預金比率はわずか13%なので、
相対的にみると
日本人がいかに銀行を信用しているのか?
ということがよくわかります。
では現金の多くを銀行に預けておくことは、
本当に一番賢明な選択なのでしょうか?
あなたは銀行の普通預金金利をご存知でしょうか?
また銀行の定期預金金利をご存知でしょうか?
現在の銀行の普通預金金利は0.001%なのですが、
仮にあなたが銀行に預けておくことによって
年間で10,000円の利息を期待するとしたら
一体どのくらいの現金を
預金しておかなければならないと思いますか?
1000万円でしょうか?
あるいは100万円でしょうか?
いいえ・・・現実は?と言うと、
とてもその程度の預金では利息なんてほとんどつきません。
むしろ時間外でお金を下ろした時の
110円や220円の手数料の方が
年間でついてくる利息よりも
大きいくらいだったりします。
仮にあなたが銀行に預けておくことで
年間の利息を10,000円増やしたいと思うのなら、
銀行に約12億円も預けておく必要があります。
とても現実的な話ではないですよね?
であれば前回のブログで書きました、
iDeCoに加入し貯蓄しつつ節税もした方が
圧倒的に少ない費用で遥かに効率よく
お金を増やすことが出来ると思います。
毎月20,000円積み立てていけば、
年間で240,000円の貯蓄が出来ると同時に、
節税によって年間約48,000円も
お金が増えるわけです。
親世代が若かった頃の日本は
住宅ローン金利も高かったのですが、
その分預金金利も高かった時代でした。
なので銀行にお金を預けておきさえすれば、
確実にお金が増えていっていた時代でした。
ですが現在は、
住宅ローン金利も格段に安くなっているものの、
それ以上に預金金利が
格段に安くなってしまっている時代です。
なので以前と現在とでは、
状況が違うということをしっかりと認識していただき、
古いイメージに捕らわれることなく、
正しい判断をしていっていただければと思います。
大切な資産を守っていくためにも、
正しい知識を付けて、将来のために
堅実に金融資産を増やしていってください。
家を建てながらもです!
今後インフレが発生し
物価が上昇してしまったとしたら、
必然的に現金の価値は下がってしまうので
その点から考えても、
現金だけでお金を貯めていくことは
決して賢い行為とは言えません。